「スマホ断ちとは言うものの」

「スマホ断ちとはいうものの」


多くの自己啓発書などでは、1日数時間の「スマホ断ち」「ネット

断ち」を勧めているものも多い。


「子供にも、大人にも、スマホは悪影響だ」

と述べている書物も多いし、確かに、一理あるのはわかる。


筆者も、ブログでこうして読書指南をしている身であるし、

1日数時間の

「スマホ断ち」

を試してみたが、どうにもうまくいかない


本には、「条件反射的に」手が伸びるのだが、やはり、スマホにも

手が伸びる。


ここで重要なのは、「スマホに手を伸ばしてしまう自分」に、

「罪悪感を持たないこと」だと思う。


2021年現在、スマホが無ければ、大事な用件もオンタイムで電話

できないし、タイムリーにメッセージを送ることもできない。


筆者も、こうしてブログを綴ったりしているから、思いついたことはすぐにスマホにメモしているし、毎日の天気だって、スマホで調べている。


やはり筆者にとっては、「スマホ断ち」は

「ナンセンス」

なのだ。


要は、スマホで、ネットゲームや音楽の垂れ流しをするのではな

く、「もっと生産性の高いこと」にスマホ時間を充てれば、何も

「スマホ断ち」をすることもないはずだと思っている。


「スマホ依存」で問題なのは、どちらかと言えば、「スマホ依存」

が、「ネトゲ依存」「SNS依存」を生み出していることだろう。

「動画視聴依存」も含まれるかもしれない。


実は本音を述べると、こうして「ブログ」を綴る側、つまり、「情

報の発信側」に立ってきている人間からすると、これから、世界に

何が起こっても生き延びれるのは、「情報強者」だと思っている。


「情報強者」とは、四六時中、スマホやタブレットやパソコンで

情報を集めている人間のことではなく「情報の発信側」の人間

ことだ。


実は、SNS依存の人間の9割が、自分ではほとんど情報発信をせ

ず、ただ何時間も、FacebookやTwitterを眺めているだけだとい

う。


批判を恐れず、筆者の本音を述べると、「ネット依存」に陥ると、「情報弱者」になりやすい


未だおさまる気配の無い、「新型コロナウイルス」を例に取ると、

かつて、某政治家が、「某うがい薬」が

「感染予防に効果がある」

と発言するとほぼ同時に、店頭からそのうがい薬が消えたのも、

記憶に新しいと思う。


冷静に日々、情報を分析していれば、このような行動には出ないは

ずだ。

ダイエットにおいても、同じだろう。

テレビのバラエティーなどで、「納豆」がダイエットに非常に効果

があると宣伝されれば、たちまち、スーパーマーケットなどから、

「納豆」が姿を消してしまう。


仮に、日々、本でダイエットの勉強をしている人は、しっかりと

スクリーニングのかかった、専門家の情報を日々取り入れているの

で、このような、「短絡的な」行動には出にくい


マスメディアに踊らされてしまうのは、やはり、「情報弱者」の行

動の特徴だと思う。


ただ、目の前に流れている情報を、1日何時間も浴びていると、

次第に、脳の思考能力が失われる


マスメディアもマスメディアで、視聴率や再生回数を稼ぎたい

あまりに、

「ちょっと煽動的すぎるのでは」

という報道の仕方も多い。


さらに、「情報弱者」ほど、「責任転嫁」をしやすいのだ。

「ネットに、こう書いてあったから」

「テレビで、そうやってたから」

「YouTuberが、そう言ってたから」


それは少し違う

検索でひっかかった情報を、鵜呑みにしてしまっただけのことだ。


普段からしっかり本を読んで、日々勉強している人は、

まず、「自分の勉強不足を疑う」

「情報の精査」が足りなかっただけかもしれない。


筆者のブログの読者には、「情報弱者」でなく、「情報強者」、

つまり、「何かを発信する側」であって欲しいと思う。


筆者が、「若者の読書離れを食い止める一助になりたい」との

ビジョンのもと、このサイトを立ち上げたように、

ただ、目の前の情報を眺めているだけでなく、何でもよいから、

「発信」して頂きたい。


やってみればおわかりかと思うが、情報を発信するには、かなりの

労力がいる。


ブログであれば、ネタ探し、文章構成の組み立て、段落分け、推

敲、情報の真偽の確かめに至るまで、山ほどプロセスがある。


しかし、能動的に動いた者しか得られないものも多い。


このブログの読者には、ぜひ、それを掴んで頂きたいのだ。


また、現代では、スマホ1台でも、使いようによっては、数十万から数百万、いや億単位も稼げる時代になってきている。


ブログならアフィリエイト、YouTubeなら広告収入、その他もろ

もろだが、これもやはり、「情報強者」にのみ、与えられる報酬

だ。


結局のところ、スマホ、タブレット、パソコンなどの、「文明」には、あえて逆らうのではなく、時代の流れに沿って、うまく「使い

倒す」のが賢明なのかもしれない。


あなたも、今日からでも、ぜひ、何かを発信して頂きたい。


まだまだ、「情報弱者」が「その他大勢」なのなら、お金を稼ぐ

チャンスだって、まだまだある証拠だ。


コロナ渦の今だからこそ、自分で「稼ぐチカラ」が必要になってくる。


「本日のポイント」

「スマホを使い倒そう」


                 2021年1月8日
                  安川 典孝

2021年01月08日