「数学的思考のススメ②」

数学的思考のススメ②


以前の記事でも、「数学的思考のススメ」という記事を綴った。

今回は、さらに掘り下げて、綴っていこうと思う。


社会人の学び直しとしても、「中学数学」、あるいは「高校数学」の

学び直しは、人生において、大きな財産となる。


「高校数学」でつまづいてしまった方は、ぜひ、中学数学からやり直

すことをおススメする。


筆者はあまり、具体的な書名や教材名は挙げないようにはしている

が、ここでは例外的に、「中学数学」、について、2冊

ほど挙げさせて頂く。


まず1冊目だが、

「やさしい中学数学」(きさらぎ ひろし・学研プラス)

ダントツにオススメである。

辞書のように分厚いのだが、これ1冊で、中学数学のすべてが網羅

できる。

解説も非常に詳しく、この1冊を繰り返せば、学び直しには全く

問題ないレベルだ。


ご丁寧に、小学校算数の復習までついており、「完全無欠の」参考書

と言っても過言ではない。


残るもう1冊だが、

「東大の先生! 文系の私に超わかりやすく数学を教えてください!」

(西成活裕・かんき出版)

である。


内容がスッと頭に入ってきて、数時間で中学数学の総復習、および、

高校数学の分野も、少し学習できる。


「超わかりやすく」と謳っているだけのことはあり、誰が読んでも、

非常にわかりやすい構成になっている。


中学数学のおさらいとしては、この2冊で十分過ぎるくらいだ。


さらに深めていきたければ、高校数学の「チャート式」なども

オススメだ。

チャート式は、レベル別に色分けされており、最も難関なのが、

いわゆる「赤チャート」だ。


習熟度や、目的に応じて、使い分ければよい。


「中学数学」、「高校数学」をもう一度紐解くことで、「論理的思考

能力」が再度、養われる。


そして、その能力は、社会人が日々、生きていく上での、大きな

武器となる。


紹介した書籍以外にも、「やり直し」の教材はたくさん出ている

ので、ぜひ、ご自分で良書を発掘して頂きたい。


「本日のポイント」

「できれば高校数学までの、学び直しを」

2021年1月23日
安川 典孝

2021年01月23日