「やはり素直さが一番か」

「やはり素直さが一番か」

筆者自身の「素直さ」を、誉めて頂ける機会があった。

率直に、理屈抜きでうれしかった

基本的に、目上の人間と、目下の人間が居たら、目上の

人間は、素直な年下を好む

筆者も、目上の方にはどうやら好かれるようで、高校の時の先生、

大学の時の先生、それぞれ、定期的に食事に行く間柄となっている。

筆者が「素直だ」と誉めて頂けるには、確かに先天的な性格もあるか

もしれないが、実は、「大量に読書をこなしている」ことによる素直

さも、大きいように、自分では思っている。

「大量の読書」と、「素直さ」にどんな関係があるのか、と思われる

かもしれないが、実は、読書というのは、一度、「自分の中に、筆者

の意見を取り入れる行為」なので、一回、自分自身に、「空白」を

作る作業でもある。

もちろん、「空白」の中に、すべて筆者の意見が入り込んでくるワケ

ではなく、「これはこういう意味だろう」、「これはちょっと違うので

はないか」と、試行錯誤しながら読み進めているワケだが、基本的

には、大なり小なり、自分の中に、「空白」を取り込んでいなければ

ならないのが、「読書」なのである。

そういった意味でも、読書することは、自分の器を広げる行為である。

よく、「自分は、本ではなく、人から学ぶタイプです」と豪語してし

まう人がいるが、厳しい言い方をすると、きっとその人は、人からも

学べていない

人間というのは、脳科学的に、人から聞いたことなどを、一度、頭の

中で活字に変換させて記憶しているらしいので、(諸説ありますが)

人から聞いたことも、結局は「活字」で学んでいることになる。

つまり、人間は、本からしか学べないのだ。

地球上で唯一、本を読んで学習できるのは、人間だけなので、

この恩恵を生かさない手はない。

少し話は逸れたが、大量の読書が、素直な人格形成に寄与している

は、明らかである。

読書好きに悪い人がいないのは、その好例で、人間は、やはり活字

からしか学べない

筆者も、さらにさらに本を読んで、人格を磨いていこうと思う。


「本日のポイント」

「素直さは、読書で作られる」


2021年3月13日

安川 典孝

2021年03月13日