「それぞれの春」

「それぞれの春」

3月12日。

栃木県県立高校の合格発表の日であった。

学習塾に勤務する筆者は、本日、勤務シフトには入っていなかった

が、午後、塾に出向かせて頂いた。

結果は、悲喜こもごもであった。

合格率で言えば、相当高かったとは思うが、全員が全員、思うように

はいかなかったのが悔やまれる。

ただ、人生は長いので、この悔しさをバネに、必ず、どこかで挽回

して欲しい。

合格組も、受かって満足はして欲しくない。

あくまでも、通過点に過ぎないので、よりいっそう、勉学に励んで

頂きたい。


今日は保護者様からも、多く、お礼のお菓子を頂いた。

こちら側がお礼を言いたいのに、本当に申し訳ない限りだ。

また、そんなに接点が無く、親しくなかった生徒も、最後は笑顔で

の別れとなった。


また、長い1年が始まる。

来年も、笑って送りだしてあげよう。

帰りの自転車で浴びた風からは、すっかり春の予感がした。


2021年3月12日

安川 典孝

2021年03月12日