「それぞれの10年」
「それぞれの10年」
あらゆるメディアでも取り上げられているが、本日で、東日本大震災
から、ちょうど10年となる。
本当、それぞれの10年であったと思う。
筆者は当時からすでに栃木県に居たので、誰か親しい人を失ったり、
という経験こそなかったが、職場で経験した、あまりに激しい揺れに、
大災害の怖さを、改めて思い知った。
本当、ひと言では全く言い表せないくらい、大きな大きな爪痕を
残した災害である。
筆者がこの災害を通して、最も強く教訓として心に刻んだのは、
「生きることをあきらめないこと」だ。
どんな状況であれ、生きることには、苦しみを伴う。
しかし、「生きることをあきらめなければ」、人生は案外、なんとかな
る。
いつでも、希望の光を失わずにいたい。
今、直面しているのは、「コロナパンデミック」という、世界危機だ。
大震災とはまた違う危機だが、希望に光を失わずに、生きてさえ
いれば、案外人生、なんとかなる。
あきらめない。
2021年3月11日
安川 典孝