「アウトプットはやはり重要」
「アウトプットはやはり重要」
すべての勉強において、アウトプットは重要な要素となる。
勉強なら、読むだけでなく、問題を解いてみること、
また、読書であれば、筆者のように、こうして自分でも文章を
書いてみると、のちに多くの恩恵を受けられる。
効果的な勉強法の例として、ティーチング(人に勉強内容を教えるこ
と)や、要点書き出し勉強法なども本では紹介されているだけあって、
やはりそれだけ、アウトプットの重要性が説かれている。
アウトプットする、つまり、知識を吐き出すためには、当然、一度、
知識を吸収することが大切となる。
筆者が思うに、「良質な」アウトプットをするためには、だいたいそ
の、10倍のインプットが必要になると思う。
例えば、筆者はこれまで、自腹で1400冊の本を購入し、それら
ほとんどすべてを読んできたが、そのおかげで、こうして毎日、
文章を綴れている。
本に換算すれば、1000冊読んで、ようやく自分で10冊書けるか、
書けないかだ。
つまり、文章を書くことをビジネスにしたい方などは、単純計算して
も、自分の書きたい分量の、10倍~100倍のインプットが必要
ということだ。
これが勉強でも、やはり似たようなことが言える。
勉強をがんばり始めて、成果が出てくるには、時間が必要だ、
確かに時間は必要なのだが、それ以上に、きちんとインプットが
できているかが問題となる。
中学生の学習で言えば、理科・社会は、まずインプットありきなので、
やみくもに問題を解いていても、全体を俯瞰することができない。
もし読者様が、何かの分野で頭角を現したい場合、だいたい、
その、10倍から100倍のインプットが必要と考えていい。
ある分野の本を書きたければ、最低でもその分野に関する本を、
低く見積もっても、100冊は読んでいなければ、良質なアウトプッ
トは難しくなる。
インプットとアウトプットは、呼吸と同じで、「吸っては吐く、
吸っては吐く」、の繰り返しが重要だ。
できるだけ、インプットとアウトプットを交互に、そして、目安とし
ては、良質なアウトプットの為に、10倍のインプットはしよう。
それだけで、あなたの従事する分野に活路が見えてくる。
「本日のポイント」
「10倍のインプット」
2021年3月5日
安川 典孝