「外国語習得法②」

「外国語習得法②」

先日の記事では、

「1つの教材をひたすら繰り返す」ことの重要性について述べた。

今回は、その中でも、「単語の暗記法」について綴っていきたいと

思う。

それがどんな言葉であれ、単語の習得は、すべての語学の基礎となる。

いきなり文法事項の学習から入っても、単語の定着がままならない

と、語学のチカラの向上はあり得ない

では、どうすれば、単語の定着が望めるか。

まずは、単語と、その単語の意味を、ノート等に書き出すことである。

よく、市販の、リング型の単語暗記ツールを使っている方を見かける

が、どうせリング型の単語暗記ツールを使うのなら、紙の大きさの

大きいものがいい。

単語は、例文を掛け合わせて覚えると、効果抜群なので、ぜひ、

単語だけでなく、その意味と、例文まで記載できるリングノートを

使った方が良い。

ある程度、「書く作業」で、頭に定着させたら、次は、ひたすら、

「見る」ことだ。

「見る」と言っても、ただ漠然と眺めるのではなく、できるだけ

「接触回数を増やす」ことだ。

先述のリングノートであれば、少しでも空き時間があれば、何回も

見直そう

一度、意味を理解してしまえば、あとは、いかに「接触回数」が

多くなるかで、単語の定着力は決まる

細切れの時間であったとしても、その時間をうまく活用して、

1日、2回、3回と、その単語に触れることによって、定着率は

大幅に上がる

それから、「見る」だけでなく、「声に出して読む」ことも、

非常に大切だ。

人間は、五感をフル活用すると、知識の定着に非常に効果的なのは、

もはや、言うまでもないので、積極的に、「読み上げる」作業を

取り入れていこう。


以上、単語の学習法について述べたが、極めてオーソドックスなもの

だ。

「書く」、「見る」、「読む」、これを繰り返す以外に、単語力の向上は

あり得ない

学問は常に、「王道を行く者」が強い

単語さえマスターしておけば、あとは会話になっても、カタコトでも

理解してくれることが多い。

単語もままならないと、伝えたいことも、うまく伝わらない。

語学を学ぶには、まずは「単語力ありき」だ。

「本日のポイント」

「まずは、単語力ありき」

2021年2月13日


安川 典孝

2021年02月13日